2012年01月09日
『エリックを探して』
ケン・ローチ監督にしてはめずらしい、結構笑える労働者ムービー。
ネタ的には漫画のアイデン&ティティのサッカー選手バージョンなんだけど、なんかね、有名スターがダメロッカーを「演じてる」感じがなく、「いるいる、生活に疲れた感じの下しかみてない、痩せこけたオジさん、道、歩いてる!」的リアルな負け犬かげんが、みていて、ほんと切ないのだ。(注・でも映画のアイデン&ティティを観てないので勝手に決められないけど)悲しいほど、リアルなのだ。
なんでそんなにダメなの、っていうのが、ストーリーが進むにつれて、少しづつわかっていってそれもまた切ない。
日常の、大したことない、ささいなことから逃げ出してしまい、道を踏み外してしまって戻れなくなった。
もしかしたら、自分にも起こりえたことかもしれないって思うと、それもそれで泣けてくる。
人生の些細な失敗に、全てを吸い取られている感じの痩せっぽちの人。
で、それを見守る(郵便)仲間達。
なんかいいなって、思ったのは、見守る郵便仲間達も、いるいる、こんな人っていうぐらいタンチャーだったり、どっか短所あるんだけど憎めないこと。
そして、スポーツがそんな彼らに与えるエネルギー。
今まで観たなかで、一番の「スポーツの周り」を描いた、めった温かい映画でした。
ちなみに、私はサッカーとか全然知らんけど。
エリックは有名サッカー選手らしいけど、彼が誰だから知らなくても楽しめる。
多分、いつかイチロー物語、とか、なでしこ伝説、とかいう映画は作られるかもしれないけど、ほんとうの「スポーツの力」を描いた、最上の映画を見た気がした。

ネタ的には漫画のアイデン&ティティのサッカー選手バージョンなんだけど、なんかね、有名スターがダメロッカーを「演じてる」感じがなく、「いるいる、生活に疲れた感じの下しかみてない、痩せこけたオジさん、道、歩いてる!」的リアルな負け犬かげんが、みていて、ほんと切ないのだ。(注・でも映画のアイデン&ティティを観てないので勝手に決められないけど)悲しいほど、リアルなのだ。
なんでそんなにダメなの、っていうのが、ストーリーが進むにつれて、少しづつわかっていってそれもまた切ない。
日常の、大したことない、ささいなことから逃げ出してしまい、道を踏み外してしまって戻れなくなった。
もしかしたら、自分にも起こりえたことかもしれないって思うと、それもそれで泣けてくる。
人生の些細な失敗に、全てを吸い取られている感じの痩せっぽちの人。
で、それを見守る(郵便)仲間達。
なんかいいなって、思ったのは、見守る郵便仲間達も、いるいる、こんな人っていうぐらいタンチャーだったり、どっか短所あるんだけど憎めないこと。
そして、スポーツがそんな彼らに与えるエネルギー。
今まで観たなかで、一番の「スポーツの周り」を描いた、めった温かい映画でした。
ちなみに、私はサッカーとか全然知らんけど。
エリックは有名サッカー選手らしいけど、彼が誰だから知らなくても楽しめる。
多分、いつかイチロー物語、とか、なでしこ伝説、とかいう映画は作られるかもしれないけど、ほんとうの「スポーツの力」を描いた、最上の映画を見た気がした。

Posted by ゴンピンたかこ at 01:08│Comments(0)
│映写室