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2012年03月25日

沖縄国際映画祭開催!私的おすすめ映画!!

現在、私宮平、沖縄国際映画祭が開催されております宜野湾でアジアのプロデューサーズの集まりに参加させていただいております。
オレンジマーマレードさんから「観たい映画はなんですか?」とのメッセージがありましたので、書かせていただきたいと思います。
新作のよしもとさん製作の映画についは詳しくわからないのですが、『ハイザイ』は県内撮影作品ですね!ぜひ観ましょう〜☆

※予定時間・場所は記載しておりますが、責任をもちませんので、ぜひ各自でチェックしてくださいね。

3月25日 コンベンションセンターのオープンエアーで行われる『さや侍』

まっちゃんの期待すべき監督第三作目。『大日本人』で興奮し『しんぼる』で困惑し、『さや侍』はどうくるかーと思ってたけど劇場で見逃したので観たいなぁ。でもイベント参加で私はみれません!ぜひ私のかわりに観てください〜!

3月26日 18:30@コンベンションセンターのシアター1の『アーティスト』

これもおそらく参加しているイベントと重なり観れないなぁと思うのですが、やはり、アカデミー賞を主演男優賞・作品賞の『アーティスト』は観たいですねぇ。映画祭では一度きりですが、こちらは4月から上映予定もありますので観たい〜。

そして 同日でいうと  20:10@桜坂劇場の『グエムル』も観たい〜。

ご存知韓国の有名監督による怪獣映画ですが、卓越した人間描写が話題となった作品です。過去の作品ですのでDVDもあるのですが、やはり映画は映画館で観たいものです。(残念ながらこれも私はいけないかなぁ〜)

3月29日は香港で大ヒット上映中の話題作『TAO JIE /A Simple Life』が上映されるようです。先日いった香港で絶賛上映中の話題作であり、ベネチアで確か主演女優賞作。超みたいと思っていた作品だったのですごく楽しみです。

3月30日の『Cafe De Flore』は、やっぱりケベック人としては観たいですね。
とくに主演のケヴィン・パランの舞台挨拶あり!

ケベックで大ヒットしたロマンスですが確かヴァネッサ・パラディも出演していたり、なかなかの話題作です。

観たい〜観たい〜と思っていたらまさか沖縄国際映画祭で流されるとは、、嬉しい!ケヴィン・パランは歌手でもあり、ガニオン監督の『KAMATAKI』が現在の形になる前のバージョンで主人公の候補にもあがっており、ガニオンファミリーともども親しい仲だそうです。

以上、私的なおすすめ映画でした〜☆

たかこ  


Posted by ゴンピンたかこ at 07:30Comments(1)映写室

2012年03月16日

『のんちゃんのり弁』

ちょっと最近はやり?の食を描いた作品にはない、人間くささの漂う作品。
(ちょっと表現を自粛しました。)

というか、はっきりいおう。

ちょい前からの、おシャレな食育映画には、違和感を感じている。

新藤兼人監督は、映画の中で食を入れることで、人間らしさが出るといっていた。

『のんちゃんのり弁』は、熱血バツイチ女子の新しい人生の局面を描いていている。漫画原作だからか?少しオーバーだし、ちょっと生臭い。しかし、不器用ながらも、人間の食べる、ということを追求した映画となっているし、ときには情けないほど情けない人間のダメさもあふれていて、好感が持てた。

今まであまり公にしてハッキリいったことがなかったが、『かもめ食堂』からスタートした、あのチームの(とかくのは監督は違ってもルックスが一緒なので)「食育」系シリーズには違和感がある。『かもめ〜』はまだ良かった。スタートだし。しかし、良いと言っても、「こういう映画があってもいい」と思う感じであり、これも味というヤツか、という良いであり。(フィンランドだから、アキ・カウリスマキ狙いだと思ったのだが、バッドコピー、という感じがしていた。)

このチームの描く食は、おしゃれだけど、人間描写が徹底して現実感がないので、感情もない。
「ほんわか?」しているかもしれないが、「無印×品」のカタログを観ているときの、ほんわか感にすぎず、そこには一切人間を感じないのだ。

『マザーウォーター』も、同じく。

人間を感じない、食。それって「食」っていえるのか、よう。って思うんです。

だから、田辺聖子的な食への愛情があふれる『南極料理人』や『のんちゃんのり弁』みたいな、食の本質に迫った作品が、ファッション食育映画に埋もれてしまうのが悔しくてなりません。(というか『のんちゃんのり弁』は見た目にあまり食欲をそそらないのも災いしてるかな?)

『のんちゃんのり弁』は土臭くて、緒方明監督のあったかさにあふれていました。そうそう、村上淳がこんな役もできるんだーと。すごくはまっていた。目から鱗だった。

『いつか読書する日』もそうだ。この小恥ずかしい、キューンとする感じの男女の関係を、ちゃんとまっすぐにとらえて、描くのがうまい。大体こういうキューン感覚は、実写でやっちゃうとくさくなりすぎるか、魔法が消えてしまうものなんだけれども。緒方マジック。
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タグ :映画


Posted by ゴンピンたかこ at 23:22Comments(0)映写室

2012年03月16日

『キサラギ』

一人のアイドルの死の真相に迫った男5人の密室劇。

最後のへんなCGはいらないっしょー。
というかここまできたらへんなアイドルの顔いらんしー。

と、やや残念なところもあったけど、つぼにはまる笑いがあって良かった。

4億だったら多分、大もうけ?他人事ながら、嬉しい。

原発の責任問題にこれぐらい一生懸命取り組んでくれたら、すぐ解決しそうなものだけど。





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Posted by ゴンピンたかこ at 22:50Comments(0)映写室

2012年03月09日

『善き人』

久々に映画館に映画見に行く。
沖縄に滞在しているユリさんママと三人でいった。スターシアターズさんは3人でいくと1枚チケットがもらえるキャンペーンをしていて、得した気分になる。


久々に拝見した映画は『善き人』。


<以下、ネタバレもあると思うので観てから読むべし>




英語タイトルはGOOD。
なんとも、思い切った直球なタイトル。

なので、どんだけ良い人なんだ、と思ってみたけど、タイトルが災いしたか?意外に「そんなにいいヤツじゃないじゃん」と思うことしばし。他の方のコメントにも「普通の人の話」とあった。うーん、とはいっても、確かにタイトルが『普通の人』だと観ないかもな(笑。

実話なのかな、と思ったけれども、調べた範囲では有名な舞台の映画化とわかる。ということは、あの幻想音楽部分はミュージカルだったのかな。映画的には余計に感じたが...。まぁ一度観ただけでは、わからないですが。

貧乏だけど純粋に小説を書きながら教えている大学教授が、ある日ヒトラーに気に入られたことをきっかけに、ナチスに入党、、、無意識のうちに恐ろしい国家の悪事に手を貸してしまっていることに気づく、、という話。前後の時間軸がわかりにくく、あらすじを読んでやっと時間軸がわかる部分もあり(まぁこれは私の読解力不足)、やはり96分につめつめは良くないかもしれない。

一番のポイントである主人公の葛藤部分だが、それがあまり伝わってこなかったというのは致命的なのだろうか。
むしろ、人々が、どんなに意識しないで、安易な選択肢を選んだか、ということこそがいいたかったことかもしれない。
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Posted by ゴンピンたかこ at 00:30Comments(0)映写室

2012年03月01日

『サイドカーに犬』

竹内結子がもっと形が崩れてた感じだったら意外性があって良かったかもな。
(最初のシーンから、お母さんより何だか話しの分かりそうないいヤツそうだと思ってしまった)
でも、きっと綺麗だから、子供も興味を持ったんだろうし、文句は言うまい。

というか、父親役が、、無理があるかなぁ。恋仲になるのはやや信じがたい・・・。
バカな男ほど可愛いってヤツだろうか。セックスシーンでもあれば納得したかもしれないが(?!)

子役がとても良かった。あんまり愛想のない、内に抱える子供の感じがよく出てた。


サイドカーに犬
監督 根岸吉太郎
脚本 田中晶子
真辺克彦
製作 ビーワイルド
スターダストピクチャーズ
読売広告社
ポニーキャニオン
Yahoo! JAPAN
トゥモロゥー、ビターズ・エンド
ムスタッシュ
製作総指揮 大木達哉
出演者 竹内結子
古田新太
松本花奈
鈴木砂羽
ミムラ
音楽 大熊ワタル
主題歌 YUI 『Understand』
撮影 猪本雅三
編集 小島俊彦
配給 ビターズ・エンド
公開 2007年6月23日
上映時間 94分


  

Posted by ゴンピンたかこ at 20:46Comments(0)映写室

2012年03月01日

『キッズ・オーライト』The Kids Are All Right

ずっと観たかったのだけど見れていなかった。

『めぐりあう時間たち』『50歳の恋愛白書』『シングルマン(あ、元恋人役かー。彼女だってあんまり気づかなかったな)』などでキーロールを演じているジュリアン・ムーアだが、この作品は観た中では最高なハマり役。
ゲイカップル(女性同士)の両親に(うざいぐらいに)愛されながらも、本当の父親を求めて、子供達が精子提供者にコンタクトするお話だが、年を経た夫婦のあり方、親子のありかた、について真摯に、リアルに、繊細に描かれており、終始そこはかとない笑いと演出が聞いており、本当にすごーくいい作品と感じた。やはり監督(おそらく劇中の娘さん?)の実話にもとずくお話なのかなぁ。
精子バンクが出来てもう何年になるのかなぁ。今年になってみた映画『いとしい人』『スターバック』(ケベックで大ヒットした映画)でも、精子バンクの話しが取り扱われるようになってきた。私がこの子達の状況だとどうだろうか。

私は反対でもないが、自分が子供だったら、やっぱり自分がスポイトで生まれたって思うと少し寂しい気もして本当の親探しをするだろうなぁ。そうやって、世界がつながることは、悪くない。精子バンクが輸出したら、戦争も終わるかもしれない。それは夢のみ過ぎだろうか。







Directed by
Lisa Cholodenko

Writing credits
(WGA)
Lisa Cholodenko (written by) &
Stuart Blumberg

(written by)

Cast (in credits order) complete, awaiting verification

Julianne Moore...Jules

Annette Bening...Nic

Mark Ruffalo...Paul

Mia Wasikowska...Joni

Josh Hutcherson...Laser

Yaya DaCosta...Tanya

Kunal Sharma...Jai

Eddie Hassell...Clay

Zosia Mamet...Sasha

Joaquín Garrido...Luis

Rebecca Lawrence...Brooke

Lisa Eisner...Stella

Eric Eisner...Joel

Sasha Spielberg...Waify Girl

James MacDonald...Clay's Dad

Margo Victor...Bartender


Produced by
Charles E. Bush Jr. .... co-producer
Gary Gilbert .... producer
J. Todd Harris .... executive producer
Philippe Hellmann .... producer
Jordan Horowitz .... producer
Neil Katz .... executive producer
Todd J. Labarowski .... co-producer (as Todd Labarowski)
Jeffrey Levy-Hinte .... producer
Riva Marker .... executive producer
Camille Moreau .... co-producer
Joel Newton .... co-producer
Galt Niederhoffer .... executive producer
Anne O'Shea .... executive producer
Celine Rattray .... producer
Laura Rosenthal .... co-producer
Andy Sawyer .... executive producer (as Andrew Sawyer)
Steven Saxton .... executive producer
Christy Scott Cashman .... executive producer (as Christy Cashman)
Ron Stein .... executive producer
Bergen Swanson .... co-producer
Daniela Taplin Lundberg .... producer



  

Posted by ゴンピンたかこ at 19:57Comments(0)映写室

2012年03月01日

『サムウェア』

ソフィア・コッポラ期待の最新作。
最近120秒のCM監督デビューした妹も話題になってますね。

あれーこの人どっかで見た事あるーと思いつつ、スティーブン・ドーフ、だった。バック・ビート観てたんだっけかなぁ。セシルBは好きでした。
なぜ好きだったかは忘れたけれども、昔好きだった。あまり年取ってないように思ったけど、相当経ってる。

ソフィア・コッポラは衝撃の初監督(『ロスト・イン・トランスレーション』)以来の、背伸びしてない感じがいい。
やはり自分の体験から出てくる味って大事なのかもしれない。
でも良かったのは、父親(というか男)目線だったから、女っぽくかわいすぎずサラッとみれたのかもな。

やっぱり子供に大事なのは何でも手に入るってことじゃなくて親がそばにいることだな。

自分の話しになるが、私は中身が薄いので、まだ二作目には、まだ時間かかりそうだなぁ〜。と思ったりするが、どうだろう。

いつか、お仕事でお世話になってるS氏に「オリンピック監督になるなよ(4年に一度しか作品ださない監督のこと)」と少々イヤミをいや、叱咤激励と受け入れ無きゃダメだな。しかし、4年に一度でも、オリンピックに出られたら、いいんじゃないかな、と本気で思ってるのだが。のんきかなー。




監督 ソフィア・コッポラ
脚本 ソフィア・コッポラ
製作 ソフィア・コッポラ
G・マック・ブラウン
ロマン・コッポラ
製作総指揮 フランシス・フォード・コッポラ
ポール・ラッサム
フレッド・ルース
音楽 フェニックス
編集 サラ・フラック
製作会社 アメリカン・ゾエトロープ
配給 フォーカス・フィーチャーズ
東北新社
ジョニー・マルコ: スティーヴン・ドーフ
クレオ: エル・ファニング
サミー: クリス・ポンティアス
レイラ: ララ・スロートマン
バンビ: クリスティーナ・シャノン
シンディ: カリサ・シャノン
マージ: アマンダ・アンカ
クレール: エミリー・ケンパー
レベッカ: ミシェル・モナハン
セレブリティ: ベニチオ・デル・トロ



  
タグ :映画


Posted by ゴンピンたかこ at 19:46Comments(1)映写室

2012年02月22日

『奇跡』

是枝監督の最新作とあって見たかった。初めての企画ものということだが、確かに福岡や鹿児島である必然性は無かったが、やはり子どもの演出は、天下一品。あざとさがなく、「子供はつらいよ、」じゃないが、親の都合で離れ離れになる子どもの気持ちが痛いほど理解できた。次男は美味しい役だな。長男長女は観たら泣けてくるんじゃないかな。心があったかくなる作品。

阿部寛がなかなかいい感じ、いそうな、わかってない体育会系教師が意外とハマってた。

やはり福岡と鹿児島と熊本を比べてしまうが、映画の中では鹿児島がダントツに印象に残る。桜島の元気な噴火、アン旅で訪ねたミッテさんのある駅前ビル、芝生のチンチン電車がなつかしかった。熊本は、もっと阿蘇とか感じさせたら熊本感が出たのかな。普賢岳はどうしても長崎のイメージだった。福岡にいたっては、大都市のひとつ、という感じ。夢のシーンが、息子2人が育った場所が大阪という背景説明かな?

ただ、カルカンのエピソードなどもう少し、サッパリしても良かった。企画ものなだけに削れないシーンも多かったのかもしれないが。

全体に、邦画は長い、と感じる。
夕飯時に観ないと時間がない私らには、少々手が出しずらい。
120分を越えない邦画は、あまり思いつかない。

キャスト

大迫航一 - 前田航基(まえだまえだ)
木南龍之介 - 前田旺志郎(まえだまえだ)
福本佑(航一のクラスメイト) - 林凌雅
太田真(航一のクラスメイト) - 永吉星之介
有吉恵美(龍之介のクラスメイト) - 内田伽羅
早見かんな(龍之介のクラスメイト) - 橋本環奈
磯邊蓮登(龍之介のクラスメイト) - 磯邊蓮登
木南健次(航一・龍之介の父) - オダギリジョー
有吉恭子(恵美の母) - 夏川結衣
坂上守(航一の通う学校の先生) - 阿部寛
三村幸知(航一の通う学校の先生) - 長澤まさみ
山本亘(周吉の幼なじみ) - 原田芳雄
大迫のぞみ(航一・龍之介の母) - 大塚寧々
大迫秀子(航一の祖母・のぞみの母) - 樹木希林
大迫周吉(航一の祖父・のぞみの父) - 橋爪功
スタッフ

監督・脚本・編集 - 是枝裕和
プロデューサー - 小池賢太郎、田口聖
ラインプロデュサー - 藤原恵美子
撮影 - 山崎裕
照明 - 尾下栄治
美術 - 三ツ松けいこ
録音 - 弦巻裕
音楽 - くるり
スタイリスト - 小林身和子
ヘアメイク - 酒井夢月
スクリプター - 飯塚美穂
助監督 - 兼重淳
製作担当 - 新野安行
特別協賛 - 九州旅客鉄道(JR九州)
製作 - 「奇跡」製作委員会(ジェイアール東日本企画、バンダイビジュアル、白組、ギャガ、衛星劇場、毎日放送、RKB毎日放送、Yahoo! JAPAN、ジェイアール西日本コミュニケーションズ、ディーライツ、西日本新聞社、エフエム福岡、中国放送、熊本放送、南日本放送、J-WAVE、ジェイアール九州エージェンシー)





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Posted by ゴンピンたかこ at 01:12Comments(0)映写室

2012年02月21日

『トラブル・イン・カンヌ』

同じ映画関係者とは思いたくないほど、かなり観ててヒヤヒヤする。

でもちょっと登場人物のカリスマに問題がある。
こういうストーリーはとくに「・・・でも、なんだか憎めない」ってのが大事だと思う。
(しかし弁護士のポジティブぶりは、妙に際立っていた。)

しっかしこうなると本当に詐欺師で、あんまり観てていい気分しなかったな。
前に拝見した『トラブル・イン・ハリウッド』のイージー、チープ版という感じがする。

カンヌに行った事ある方は、結構楽しんでみれるだろう。
(「こんなに人が少ないはずない!」とかガニオン監督のツッコミが沢山入ってた)





監督: メアリー・マクガキアン
製作: ジェフ・アッバリー
マーティン・カッツ
メアリー・マクガキアン
製作総指揮: ジュリア・ブラックマン
ダグラス・E・ハンセン
ネシム・ヘイソン
脚本: メアリー・マクガキアン
撮影: マーク・ウルフ
編集: マシュー・ブース
出演: ロテール・ブリュトー
ジェラルディン・チャップリン
ドナ・デリコ
マイケル・エクランド
ジョルディ・モリャ
スーザン=ロリ・パークス
アマンダ・プラマー
ジョン・セッションズ
サラ・ストックブリッジ
ジェニファー・ティリー



  

Posted by ゴンピンたかこ at 00:00Comments(0)映写室

2012年02月19日

『ドン・サバティーニ』The Freshman

先の読めないお話、シチュエーションとキャラと間で笑わせる感じがとても上手で、うなったなぁ。もちろんちょっと衣装や音楽は、イケイケ時代でダサかわなのであるが)
私は笑いの沸点は低い方だから参考にならないかもしれないが、先日観た『隣のリッチマン』とは雲泥の差だ。

もちろん、マーロン・ブランドなしには成り立たないストーリーだけど、お人好しの主人公を演じるブルーノ・カービー(どっかで観た顔だ~と思ったら『ペントハウス』に出演してた)、脇を演じる、父に溺愛されてる娘役のペネロープ・アン・ミラーもスゴく良かった。



(以下スタッフ・キャストはwikkipediaよりコピペしてみたが、、どううつるのかな?)

監督 アンドリュー・バーグマン
脚本 アンドリュー・バーグマン
製作 マイク・ロベル
出演者 マーロン・ブランド
マシュー・ブロデリック
音楽 デヴィッド・ニューマン
撮影 ウィリアム・A・フレイカー
配給 トライスター・ピクチャーズ
公開 1990年7月20日
1990年10月

カーマイン・サバティーニ マーロン・ブランド
クラーク・ケロッグ マシュー・ブロデリック
ビクター・レイ ブルーノ・カービー
ティナ・サバティーニ ペネロープ・アン・ミラー
スティーブ・ブシャク フランク・ホエーリー
チャック・グリーンウォルド ジョン・ポリト
アーサー・フリーダー ポール・ベネディクト
ロイド・シンプソン リチャード・ガント
ドワイト・アームストロング ケネス・ウェルシュ
ラリー・ロンドン マクシミリアン・シェル


  

Posted by ゴンピンたかこ at 12:58Comments(0)映写室

2012年02月18日

『隣のリッチマン』

笑いの沸点が低い私でさえ、全然笑えず、困った。

全米のトップコメディアン2人の出演作なのに、全然笑えない。
なぜだろう。

この映画こそ、コメディ映画の怖さを表した作品はないかもしれない。
何かの映画の教科書で描かれてたけど、恐怖や涙の演出はある程度技術でコントロールできるけど、「笑い」だけは予測不可能なんだと。
コメディって怖い!

ウッディアレンの映画でタイトルは忘れたがセレブのパーティで純度の高い高級なコカインを吸おうとしてウッディがくしゃみしてコカインが舞い散るシーンがあったのだけど、試写で観客の大爆笑がなりやまず、次のシーンの台詞が全然聞こえず、急きょ俯瞰の空を入れる、という処理をした、というエピソードもあるが、それとは逆に、「笑う仕掛けが満載」なのに、「何かが」足りず、笑えない映画もある。その意味では『隣のリッチマン』は恐怖以外の何ものでもない。

だから、というのも変な話しだが、超怖いホラーや感動ストーリーでの大ヒット作品より、笑えるコメディ映画を大ヒットさせる作品の方が、リスペクト。

別の話しですが恐怖のコメディアンを描いている映画もあるな(笑)『キング・オブ・コメディ』、
私の中でタクシードライバーと並ぶスコセッシの傑作です。すべるすべらない以前の、ある意味、本当に怖い作品です。



監督: バリー・レヴィンソン
製作: バリー・レヴィンソン
ポーラ・ワインスタイン
製作総指揮: ラリー・デヴィッド
メアリー・マクラグレン
脚本: スティーヴ・アダムス
撮影: ティム・モーリス=ジョーンズ
音楽: マーク・マザースボウ




出演: ベン・スティラー
ジャック・ブラック
レイチェル・ワイズ
エイミー・ポーラー
クリストファー・ウォーケン
アリエル・ゲイド
サム・ラーナー


  

Posted by ゴンピンたかこ at 16:28Comments(0)映写室

2012年02月17日

『ええじゃないか』

ちょっと、今更ですが、メールアドレスから投稿できることを知り、初めてのテストです。
私のスーパースローなコンピューターではサファリ(またはグーグルクローム)の立ち上げ、、ログイン、、までが相当ストレスなのです。

今村昌平監督のファンでもあり間違いはないだろうと思って借りた。
かなり長く感じたのがもったいなかったが、江戸の風俗を包み隠さず描いており、普通の時代ものでは見れない庶民の生活感を感じて良かった。
なによりキャストがいいですね。後述のキャスト欄をご覧になっていただきたいが、壮々たるメンバー。桃井かおりさんのセクシーさ!!(全然変わらないのにもびっくり!)
泉谷しげるさんが、若い!超若い。

もちろん個人的には、琉球人(糸満出身)のイトマンが一番好きで、映画全体でも美味しい役どころだったので嬉しかった。
私は沖縄出身ってだけで全然歴史とかを知らないので僭越だが草刈正雄というキャスティングならイトマンでなくてミヤコーでも良かったかもしれない。
宮古島出身の方はなんかみんな目鼻立ちがハッキリしてて草刈正雄さんのようなハンサムが多く、体格も大きく、西洋人みたいな印象をうけるのだ。
(もちろんイトマンにハンサムが少ないといいたい訳じゃないよ・笑)

ちょうど『ペントハウス』を見たばかりでもあり、今の世界的社会状況とも重なった。
現代の日本に「ええじゃないか」運動をするガッツとユーモアはあるだろうか、と考えたら少し悲しくなった。


監督 今村昌平
脚本 今村昌平
宮本研
製作 小沢昭一
友田二郎
杉崎重美
音楽 池辺晋一郎
撮影 姫田真佐久
編集 浦岡敬一
配給 松竹
公開 1981年3月14日
上映時間 151分

イネ:桃井かおり
源次:泉谷しげる
古川条理:緒形拳
金蔵:露口茂
イトマン:草刈正雄
三次:樋浦勉
ゴン:丹古母鬼馬二
孫七:火野正平
卯之吉:野口雅弘
お甲:倍賞美津子
お松:田中裕子
綾若:かわいのどか
ヤモメの六:犬塚弘
原市之進:河野洋平
伊集院主馬:寺田農
月野木伴次郎:倉田保昭
吉野:池波志乃
小出大和守:高松英郎
ヤミクモ太夫:白川和子
虎松:伴淳三郎
桝屋富衛門:三木のり平
中沢一作:河原崎長一郎
鵜飼作之丞:小沢昭一
古川縫:生田悦子
又吉:小林稔侍
仙吉:片岡功
千松:矢吹二朗
上州屋:殿山泰司
およし:亜湖
伝助:深水三章
カルワザ:河西健司


  

Posted by ゴンピンたかこ at 06:59Comments(0)映写室

2012年02月11日

『369のメトシエラ』

主演俳優・監督さん揃っての舞台挨拶が近くの劇場であるというのであわてて駆けつけて行った。

なぜか人に心を開けない主人公。道路で寝てたのを拾ったのがきっかけで同居し、いいよってくるひとなつっこいゲイの若者に対しても、心を開けないままでいる。

ある日、隣の老人の歌声が気になり・・・、訪ねて行くといきなり、逆ナンパ?400年越しに、あなたの妻になります、というではないか。

え、なになに、ボーイズラブ?痴呆老人の問題?ファンタジーなのか?はたまた現代版『ハロルドとモード』なのか?いや、、と映画は色んな要素を含んでいるが、地に足のついた、現代にありえる話しであり、驚きがあり面白い。

黒澤明監督の『生きる』をテーマにしよう、と脚本を練ったらしく、現代のガンを考えた時に、「孤独」というキーワードが出てきたといっていた。

話しは色んなところに飛んでいるように見えて、登場人物みな、孤独を抱えている、ということでは一貫していた。

ただ、このテーマなら凝った編集(と感じたが...)をしなくてもストレートに伝わったのではないか、と少しもったいない気もした。

作り手が熱い思いを込めて作ったというのが伝わる作品で、会場でもすすり泣きがきこえてきた。舞台挨拶は明日12日もされるようだが、作品の上映は2月24日まで。ぜひ沢山の人に足を運んで欲しい、と思った。

脇を飾る別府あゆみさんも、素直な演技でとても良かった。
親ごさんが沖縄らしい!



大垣知哉 (武田俊介)
阿部百合子 (伊隅セツ)
日和佑貴 (吉村俊樹)
別府あゆみ (江本由美子)
矢内龍之介 (大石太郎)
河野正明 (丸山課長)
神山寛 (加藤浩三)
中野誠也 (筒井文夫)
スタッフ

監督 小林克人
小林健二
脚本 小林克人 小林健二
プロデューサー小林健二 臼杵正孝 北村圭子
撮影 黒石信淵
美術 小林稔
装飾 吉川康美
音楽監督 甲克裕
音楽 あおい吉勇
音楽プロデューサー 水落賢二
録音 原子内利彦
照明 樋浦雅紀
編集 小林克人 小林健二
衣裳デザイン 渡部純子
メイク 渡部純子
ヘアメイク 菊地恭子
アシスタントプロデューサー 真保利基
助監督 古谷雅史
スクリプター/記録 新井貴淑
  
タグ :映画


Posted by ゴンピンたかこ at 17:59Comments(0)映写室

2012年02月10日

『ペントハウス』7人のサムライならぬ、サラリーマン?

久々に映画館に映画を観にいきました。

物語の説得力は『MI4』よりやや劣る。
アメリカが誇る(?)キングオブコメディ2人を持ってきた割には笑いの破壊力はちょっと期待はずれだったかも。
(アメリカ的ジョーク?なのか?)

しかし、ダメダメバージョンの七人のサムライのような?感じで紹介されるビルの使用人達が愛すべきキャラクターばかりでなかなか面白かった。「こいつら、本当に大丈夫か〜」というヒヤヒヤ感を逆手にとっての泥棒修行があったりと、これはこれで心配で面白かった。

富めるものは富む反面ワーキングプアの層が問題になっている現代社会の農民一揆物語として何も考えずに楽しめる、と思う。

FBIの女性捜査官役が、女性だけど「ハンサムな」、不思議な魅力のある女優さん。

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タグ :映画


Posted by ゴンピンたかこ at 20:00Comments(0)映写室

2012年02月05日

『シネマ・シネマ・シネマ』梁石日

今日は早朝から昼まで仕事して午後の予定は、風邪を引いた予感がしたので、全部キャンセルして薬のんでベッドで『シネマシネマシネマ』を読みつつ3時間ほど寝て汗かいて、夕方から編集頑張ってる監督に悪いなと思いつつ、両親に誘われるままジャッキーに肉を食べに行き精力つけ、薬のんでまた寝ようと思っていた。

が、『シネマシネマシネマ』は、映画製作のことだったり、作家の苦しみだったり話しは色んなところに飛ぶんだけど、とりとめのないカッパえびせん的面白さで、何だか辞められず、ついに今読み終わってしまった。この本の中の登場人物のモデルとおぼしき人物にも、私も実際お会いしてる可能性があり、映画って本当魔物だな。って思った。

今回の映画製作でスタッフを一般公募しといていうのも何だが、私は、映画人になりたいって人がいて個人的に相談を受けた場合、一応は、止めている。

というか、本当に映画を知ってる人なら、映画監督を目指せ!なんて無責任な鼓舞はできないと思う。

ただ、経験してみてどんな世界かわかったら、あとは本人が決めることである。という意味では今回公募して本当に映画に興味のある若い人たちが来てくれて嬉しかったし、自分も、こういう若手をコンスタントに映画の仕事があるように、成長しなきゃって思った。

しかし、映画監督や脚本家という職業は、なる人は黙ってたって止めたってどうせなるので、そもそも鼓舞する必要など全然ない、と思ってる。

(注意・就業時間は人生の大半を占める、という観点でいうと、「好きなことを職業にするのはいいことだ」とは思ってる。お金は戻ってくるかもしれないけど人生の過ぎゆく時間は戻らないから。)

話しはそれたけど、またそれる。

この人の原作の『月はどっちに出ている』を前々から観たいと思っている。
が、なぜか間抜けにも『月とキャベツ』とタイトルを間違えて借りたりしてしまい、今も未見のままである。

『シネマ・シネマ・シネマ』を読みながら、ある一本の映画を思い出す。

『あの夏の子供たち』という映画。確かフランス映画だったと思う。(奇遇にもこの映画でもフランスと確か韓国の共同製作の現場が背景にあったな・笑)ある良質の映画を製作・配給する独立系プロダクションの社長だった父が、銀行に資金繰りを断られたのをきっかけに、ふ、と、何の前触れもないままに、拳銃自殺してしまう。

愛されていたはずの父の突然の死に、取りのこされ、困惑する娘たちの一夏の物語りだ。

「自殺者の心境と、残された家族」というテーマを繊細に捉えながら、なかなか今まで書かれなかった、映画の危険な部分と、本当に、「フ」と緊張の糸が切れて、死を選択してしまったプロダクションの社長でありプロデューサーの男の死は、ああ、この人は、映画の魔物に、負けてしまったのだ、と感じ、「一歩間違えば、この人になるかもしれない世界に、私も今いるんだぞ。」と思い知らされ、少し身震いした。

そういう意味ではこの『シネマシネマシネマ』は、大借金を残しといて会社を潰しながら、図太く生き残って行く男達の夢物語りとして、
楽観的だった。が、私はバブルを経験してないので(というべきか?)、そんな夢物語の金銭感覚はあまり理解できないし、ちょっとカタイかもしれないが、理解したくもない。

・現場でのぶつかり合いについては、この本を読みながら、今回の映画製作でも、もっと正面衝突でぶつかりあえば、良かったのかもしれない、と思うことも節々あった。でもまぁ、それは拳がぶつかりあえる、男どもの話しかもしれないし、私には私のやり方があるっていう事だ、と割り切った方がいいのかも。

案ずるより産むが易しの精神で動き出すのは大事だが、夢を見過ぎて、足元を忘れないこと。

そして、単に「努力や根性、苦行」だけではなく、沢山の人のエネルギーが、いい形で何倍もの「かける」になるよう、この映画に関われて良かった、という広がりを作りだすこと、かも知れない。

そして、映画の魔物に負けない情熱と根性と、努力と、あとは、「映画愛」で、魔物を手なずけるしかないだろうな。(笑)




  
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Posted by ゴンピンたかこ at 00:01Comments(0)たかこの本棚

2012年01月30日

『ウインターズ・ボーン』

あえて、「国」とかかない。

寒い「土地」での切実な、乏しさを描いているという点で『フローズン・リバー』を思わせた。

そこでは、「国」という言葉があまり意味も持たないほどに、頼りない。

17歳の「子供」であるはずのティーンエイジャーが、まだもの心つかない妹と弟に猟銃の使い方を教える、という切実さ。

お金のために、軍隊に入りたいと願う、切実さ。

そんな切実さは、南国の乏しさにはない。

みなが切実な事情を抱えている村に、もう一つのアメリカが見える。

レッドネックと呼ぶには、切実すぎる。

大人も、子供を守る存在である前に、自分を守らないといけない、切実さ。

映画をみながら、思い出したのは、ドキュメンタリーのため、向かったアメリカのアーカンサス州の山間の小さな村を訪ねたときのこと。

夜8時ぐらいに、お腹がすいて、仲間と入った個人経営のハンバーガーショップ。

扉を開いたときの、従業員と、客の視線を思い出した。

「頼りになるのは、身内だけ。」という、「こいつらは、どこのだれだ」と、警戒する視線。

一瞬、聞き耳をたるように、店が静かになった。

そのとき自分が、黄色人種であることをひどく意識せざるを得なかった。



そのような厳しいリアリティを生き抜かなければならない人がいる。

それを突き刺す様なリアリズムで魅せてくれた監督に感謝。

『フローズン・リバー』につづいて、骨太な女性監督を知り、嬉しくなった。




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Posted by ゴンピンたかこ at 23:19Comments(0)映写室

2012年01月27日

『阪急電車』

中谷美紀主演の映画『阪急電車』。

(ちなみに、原作は未読。)

フラッシュバックを多用しすぎていたり、2時間と長かったり、ところどころ「そこいっちゃだめでしょ」とツッコミたくなるほど情緒的な部分まで台詞などで説明しすぎてる点がテレビっぽい作りでやや残念だったが、それも、やんわりとした関西弁のおかげで何とかわざとらしくなく聞こえて良かった。(阪急電車を愛用していたというユリさんのお母さんも、良かったといってたらしいので、関西人からみてもわざとらしくない関西弁だったのだろう)全体に、今どきめずらしく、日本人の機微に触れる、いい内容だった。もしかして、この阪急電車みたいな作品が生まれること自体、いい意味で「おせっかいな」関西の力なのかもしれない、と思った。(大きなくくりですみません。)

宮本信子・南果歩など豪華キャストなんだけど豪華なだけじゃなく、キャスティングの機微が光る。
電車とホームという限られた空間を共有し、それぞれのドラマの主人公達が上手に重なり合う様は、観ていて気持ちよかった。
(あ、もしかして密室劇的な部分もあるので、お芝居もあったりするかな?!
 昔、欽ちゃんの仮想大賞で優勝した電車内の一コマを再現したグループが一瞬目に浮かんだ。(笑))

個人的にハマったのは軍オタと野草オタの二人...。
鈍くささとバカップル加減に共感、こっちまでこそばゆくなった(いい意味で)。

そして阪急電車のエレガントな美しさ!「電車おたく」じゃなくても心惹かれる車両だった。

始まりの時期にぴったりの映画だった。

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Posted by ゴンピンたかこ at 17:00Comments(4)映写室

2012年01月25日

『The Secret』

東野圭吾の大ヒット原作を元にした映画『秘密』のリメイク版。
(なんか伝言ゲームみたいですみません...)

どうにもグーグルで情報が探せないのでポスターのみで失礼。

話しは、少女漫画でよくある(映画でもよくある)、中身が別人(もしくは男女が)入れ替わる系の、非科学的な感じの、単純なものなんですが、母と娘が入れ替わったら夫はどうする?というシチュエーションドラマというべきか...。

想像通りヒヤヒヤドキドキさせる作りにもなってますが、意外と入れ替わることで、母と子がわかりあえることがあったり...、真面目な作りで面白かったです。

日本語版は広末涼子と小林薫、監督は『おくりびと』の滝田洋二郎監督!
興味本位ではありますが、この題材をどう料理しているのか...見てみたい一作でした。


本作、ケベック州で撮影されていると見えて、ガニオン監督さんの昔なじみの女優さんやスタッフが沢山クレジットされておりました。

しかし...このポスターは無しだな(笑。ひどい。映画はもっとほのぼのしてます。
  
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Posted by ゴンピンたかこ at 23:15Comments(0)映写室

2012年01月24日

『ブーリン家の姉妹』

ナタリー・ポートマンって悪役かつ不幸せな女性が似合うなぁ。
スカーレット・ヨハソンは、意外に中世顔で衣装等も、しっくり来た。

中世は多分、リアルに、彼女のようなふくよか系が持てただろうな。
キングの髪型は原題っぽすぎないかなぁというのが、最初から最後迄気になった。



[以下ちょっとネタバレなので気になる人はみてから読んでね]

ハリウッドだけに(?)悪女は報われないものですが、この映画も例に漏れず。

ただし、結果はともかく一応幸も不幸も享受できたブーリン家の姉妹はともかく、まったくもってとばっちりをうけたのは、弟ではないか?弟に同情票。


しかしこういう映画を観ると世界史が俄然、生臭くなって、面白くなること、間違いなし、だ。


監督 ジャスティン・チャドウィック
脚本 ピーター・モーガン
製作 アリソン・オーウェン
製作総指揮 スコット・ルーディン
デビッド・M・トンプソン
出演者 ナタリー・ポートマン
エリック・バナ
スカーレット・ヨハンソン
クリスティン・スコット・トーマス
音楽 ポール・カンテロン
撮影 キアラン・マクギガン
編集 ポール・ナイト
キャロル・リトルトン
製作会社 レラティビティ・メディア
BBCフィルムズ  
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Posted by ゴンピンたかこ at 22:34Comments(0)映写室

2012年01月24日

『エンディングノート』

先日久々に桜坂劇場にいってきた。

映画『エンディングノート』を観に。

母と二人でいくつもりが、父もついてきた(笑)。




感想は...。



ホームビデオが映画になった。


良くも悪くも、そんな印象を受けた。

そんな、この映画のいいところを、すごくよく表しているレビューを見つけたのでご覧頂きたい。

http://funeralservice.livedoor.biz/archives/1641654.html


実をいうと、同じ映画製作者としては、この映画を両手をあげて、褒める事はできない。

「フィクション」とも、「ドキュメンタリー」と断言してしまわないところが、どうしても、ちょっと卑怯だなぁと思っちゃうからだ。

というか、ドキュメンタリーとしてしまうと、きっと深めるべきネタの多さに、きっと作者は、映画という枠に納めきれなかったに違いない。

それほど、主人公の父を初め、妻、母、おじいちゃん、長男、長女、孫、、、そしてカメラを持つ末娘が、すごく魅力的な家族だった。

なので、人間として、この映画を観て良かった、と思えた。


映画には、一つの家族の終わりと、始まりが、綴られていた。


私の場合、(両親と見たために)今この年で、恋人もいず、結婚もしてなくて、兄弟に子供もおらず、未婚の母でもないので、まだ孫をみる喜びを知らない両親に対して、少々、というか、かなり申し訳なく思ってしまった。

でも、こんな素敵な「終わり」を観た事は、「終わること」への恐怖を、和らげてくれるのではないか・・・・と思った。


そんな映画だった。


  
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Posted by ゴンピンたかこ at 22:11Comments(0)映写室